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<3年3か月ぶりに前月比で「▲1,300局/月」以上の減少>総務省が2023年7月末のアマチュア局数を公表、前月より1,302局少ない36万6,497局

2023年9月5日、総務省は2023年7月末のアマチュア無線局数を公表した。それによると前回の2023年6月末のデータから1か月間で1,302局減少し、366,497局となった。前月比で「▲1,300局/月」以上の減少したのは、2020年4月末以来のことで、一時はコロナ禍でのお家時間が増えたことなどにより鈍化傾向が見られたアマチュア局の減少スピードだったが、この数か月で上昇傾向が顕著に現れだした。

 

 

対前月比でのアマチュア局の減少数推移を見ると、今回公表された2023年7月末のデータは対前月比で▲1,302局となり減少スピードの上昇傾向が顕著に現れだした

アマチュア局登録の多いエリア順に並べると、1エリア(関東管内)は11万局以上の登録があるが、2番目は2エリア(東海管内)で3位が3エリア(近畿管内)、そして4位には7エリア(東北管内)、5位は8エリア(北海道管内)、6位は6エリア(九州管内)と続く

 

 

 アマチュア局は、1995年3月末に過去最高の136万4,316局を記録したピークから増減を繰り返し、ピーク後に最高となった2016年4月末の43万6,389局から、現在も“ピーク後最低局数”を更新し続けている。ピーク後に最高となった43万6,389局から88か月間で69,892局減少した。

 

 

●2023年7月末、アマチュア局の各エリア(管内)局数内訳

 

・1エリア(関東管内): 108,712局(109,059局)

・2エリア(東海管内): 46,670局(46,809局)

・3エリア(近畿管内): 44,409局(44,570局)

・4アリア(中国管内): 22,146局(22,252局)

・5エリア(四国管内): 16,919局(16,980局)

・6エリア(九州管内): 30,516局(30,634局)

・7エリア(東北管内): 38,028局(38,143局)

・8エリア(北海道管内):33,232局(33,352局)

・9エリア(北陸管内): 8,715局(8,775局)

・0エリア(信越管内): 15,000局(15,065局)

・6エリア(沖縄管内):  2,150局(2,160局)

 

※カッコ内の数字は2023年6月末の局数を表す。

 

 

2006年4月末から2023年7月末までのアマチュア局数の推移

 

 

 パーソナル無線局は、沖縄総合通信事務所管内が2020年7月末のデータから0局、北陸総合通信局管内が2020年12月末のデータから0局、四国総合通信局管内が2021年6月末のデータから0局、近畿総合通信局管内が2021年7月末のデータから0局、中国総合通信局管内と北海道総合通信局が2021年8月末のデータから0局、九州総合通信局管内、東北総合通信局管内、信越総合通信局管内が2021年10月末のデータから0局となり、それぞれの管内からパーソナル無線局は消滅。

 

 さらに、2021年11月末の時点では関東総合通信局管内と東海総合通信局管内の各1局が残っていたが、今回のデータでは0局になっている。最後の1局(関東管内)の免許有効期限が昨年(2021年)の12月19日までだったので、12月20日をもって「パーソナル無線」は完全に消滅しまっている。

 

 

 

●関連リンク:無線局統計情報(総務省)

 

 

 

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