第一電波工業株式会社は3月2日、広報宣伝用の“無線デモカー”として、英国ランドローバー社の四輪駆動車「ディフェンダー」を2台導入。福岡県で開催されていた西日本ハムフェアーの会場で初公開を行った。これは従来、同社製品やアマチュア無線のデモンストレーションに使用していたキャンピングカー「ダイヤモンド号」に代わる車両という位置づけ。今後はアマチュア無線や自動車関連のイベントで積極的に公開していく予定という。
第一電波工業は2012年に同社製品の宣伝とアマチュア無線の啓蒙用に、特注装備を満載したバンテック社製のキャンピングカー(ベース車両はトヨタ・カムロード)の「ダイヤモンド号」を導入。全国のアマチュア無線イベントやキャンピングカー関連のイベントで展示を行ってきた。同車両は2013年夏で運用を終了したが、今回それに代わる新規のデモ車両として、英国ランドローバー社の四輪駆動車「ディフェンダー110」を2台導入。西日本ハムフェアーの会場で初公開を行った。
車両の塗色は「白」と「黒」の2色。両車とも屋根上にはポップアップ式のカートップテントを装備。また「黒」はフロントフェンダーにウインチを装備、「白」は側面にサイドオーニングも装備したヘビーデューティー&アウトドア仕様が特徴だ。
搭載している無線機器は、「白」が八重洲無線のFT-857とFTM-400のほか、351MHz帯デジタル簡易無線機のVX-D2901Uを取り付け。「黒」にはアイコムのIC-7100とIC-2820G、デジタル簡易無線機のIC-DPR1と、JVCケンウッドのTM-D710Gを取り付けられている。どちらの車両もそれぞれの無線機から同時運用が行えるよう、屋根上に第一電波工業のホイップアンテナを複数配置。HFについては車内にオートアンテナチューナーも装備し、しっかりしたボディーアースも確保している。
では次ページから、「白」と「黒」の車両別に、車両の詳細を紹介していこう。
次ページではまず「白」の車両を紹介!!
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