CQ出版社は書籍「アマチュア無線運用シリーズ」の最新刊として、8月22日(月)に「QRP入門ハンドブック」を刊行することを明らかにした。長い歴史があり、世界中に愛好者がいるQRP(小電力)通信の魅力を1冊にまとめ、送信機や簡単な構造のアンテナの作り方から最新のデジタルモード“JT65”への挑戦までの楽しみ方を網羅しているという。B5変型形版152ページで価格は2,592円(税込)。
CQ出版社のWebShopで告知された内容から、同書について紹介しよう。
★QRP入門ハンドブック~手作りとミニ・パワー通信で電波の楽しさを実感する~
<仕様>
・B5変型判 152ページ
・定価:2,592円(税込)
・著:JARL QRPクラブ
・発売予定:2016年8月22日(月)
<概要>
1970年代から80年代、多くの少年の心をとりこにしたアマチュア無線。近年では「就職や子育てで長いこと遠ざかっていたが、久しぶりにカムバックした」というような話をよく聞くようになりました。
そういう方々に、ぜひQRP(小電力)通信を始めることをお勧めします。出力5W以下、時には100mW以下というような小さな電力で遠方の局と交信できた時は喜びもひとしおです。長い歴史のあるQRPムーブメント、愛好家は世界中にいます。
本書ではQRPの楽しみ方を、送信機や簡単な構造のアンテナの作り方、河原や山の上からオン・エアするノウハウ、海外局をゲットするコツ、コンテスト・アワードの勧め、最新のデジタルモード“JT65”への挑戦など、さまざまな切り口で紹介しています。
<記事構成>
目次
巻頭グラビア カラー写真で見るQRP通信の世界
第1章 導入編
1-1 QRPの楽しみ
1-2 世界へ広がる小さな電力 ~QRP通信の勧め~
1-3 QRPを始めよう ~QRP通信の手段や方法~
コラム1 ピーナツ・ホイッスル
コラム2 ヨーロッパなどでQRPの呼び出し周波数として知られている周波数一覧
コラム3 最近のQRPクラブ会報に見るQRP局設備一覧
第2章 運用編
2-1 QRP野外運用の勧め ~HF移動運用編~
2-2 QRP野外運用の勧め ~V/UHFハンディ機で山岳移動~
2-3 QRP野外運用の勧め ~WG0AT Steveの移動運用レポート~
2-4 QRPでもできる海外通信
2-5 QRPによるコンテストとアワード
コラム1 高田さんのやらなかったこと
第3章 技術編
3-1 旧版QRPハンドブックで紹介したキット再現にトライ
3-2 現在入手可能な国産キットを組み立てる
3-3 送信機キットを交信できる無線機システムに仕立てる
3-4 往年のQRP機キット紹介
3-5 アンテナを考える ~よく飛ぶアンテナとは?~
3-6 移動運用のためのダイポール・アンテナ
3-7 マルチバンドでクイックQSY可能なG5RV型アンテナ
3-8 7MHz VCHアンテナの製作
3-9 ポケット・バーチカルの製作
3-10 QRP運用や自作に役立つ簡単な測定器、アクセサリー
3-11 QRPerのための文字通信 JT65の運用
Appendix-1 FT-817(ND)用に最適化したJT65インターフェースの製作
Appendix-2 パソコンの時計合わせ用GPS受信機の製作
3-12 JT65で交信にトライ
コラム1 私の“QP-7”
コラム2 釣り竿ダイポール・アンテナ
第4章 QRPコミュニティ編
4-1 日本のQRPコミュミティの紹介
4-2 JA1AA 庄野久男さんに聞く
コラム1 究極のQRPコンペティション
コラム2 【雑感】アマチュア無線は無用の用
同書は一足早く、8月20~21日に開催される「ハムフェア2016」の「CQ出版社」ブース(メーカーブース「B-01」)で予定している。
「CQ出版社」のブース番号「B-01」は、「<事前にチェック!会場内のブース配置図>過去最大の234団体が参加する「ハムフェア2016」、企業、クラブ出展ブースの小間割りが判明!」の既存記事(7月19日記事)で場所の確認ができる。
なお同書の購入は下記Amazonリンクからの予約が確実だ。
●関連リンク:QRP入門ハンドブック(CQ出版社 WebShop)
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