「タッチセンサーのパドルやタッチセンサーのインタフェースを持ったエレキーの先行事例はあるが、1枚の基板に全部盛りしたものは初めてではないだろうか」と、製作者である小島氏(7L1WRK)が語るのが、カード型エレキー「Touch Keyer」だ。今回「ハムフェア2018」開催にあわせて大量(50枚程度)に作成し、「えれけん.ねっと」のブース(C-049)において予定価格3,000円で頒布されることが判明した。今回、アマチュア無線の資格を取った中高生応援のために、数量限定ながら「生徒手帳を見せたら1,000円」というスペシャル価格での頒布も行われる。
一見すると、エレキーには到底見えないカード型エレキー「Touch Keyer」だが、基板下部にある大きな2枚の面で、エレキーの長点と短点を、その上のもう1枚は縦ぶれ電鍵のように触れているとオン、離すとオフ。基板上の「>>>>>」部のスライダーは、キーイング速度調整用という実にシンプルな構造となっている
タッチセンサーCPUを搭載し、電源は5VでmicroUSBで接続する仕様だ。
「元々は雑誌の付録に付いてきたタッチセンサー基板で何か作れないかと考えたのきっかけで、今回製作したタッチキーヤーは、意外と実用になったことから基板化を考えました。基板化にあたり、タッチセンサーの持つスライダー機能(触った位置情報をアナログ的に出力する)で速度調整ができれば面白いと思い、機能を追加。2回ほど試作を行い、基板のミスがなくなった時点で50枚まとめて製作に至りました」と小島氏。
ハムフェア2018会場での頒布方法は、東京都市大学付属中高エレクトロニクス研究部(JA1YNX)OB会有志が出展する「えれけん.ねっと」(ブース番号:C-049)で、OBでもある製作者の小島氏(7L1WRK)が訪れる8月25日(土)13時過ぎごろからを予定している。「早い時間に来られても対応できません」とのことで、購入希望者は気持ちに余裕を持って対応してほしいとアナウンスしている。
頒布価格は1枚3,000円を予定。アマチュア無線の資格を取った中高生応援のために、数量限定で「生徒手帳見せたら1,000円」というスペシャル価格での頒布もある。数に限りがあるので注意してほしい。
実際に使用している様子などは、下記の関連リンクにある「ペラペラタッチキーヤー(カード型タッチキーヤー)(アマチュア無線局 JO1KVS)」のブログで確認できる。
①カード型エレキー「Touch Keyer」取扱説明書
②カード型エレキー「Touch Keyer」取扱説明書
なお、「えれけん.ねっと」のブース番号「C-049」は、「【ハムフェア2018】<事前にチェック!会場内のブース配置図(暫定版)>229団体が参加する『ハムフェア2018』企業、クラブ出展ブースの小間割りが判明」の既存記事(2018年7月30日記事)で場所の確認ができる。
●関連リンク:
・ハムフェアに向けてカード型のエレキー(Touch Keyer)を大量に作成しました。50枚くらいあります。(7L1WRK 自作時々移動運用)
・カード型エレキー試作 7(7L1WRK 自作時々移動運用)
・ペラペラタッチキーヤー(カード型タッチキーヤー)(アマチュア無線局 JO1KVS)
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