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<アマチュアバンド「1.8/1.9MHz帯」の拡大を匂わせる記載が…>8月9日まで意見募集、総務省「周波数再編アクションプラン(令和元年度改定版)(案)」を公表

このほど総合通信基盤局電波部電波政策課は、「平成30年度電波の利用状況調査(3.4GHz超の周波数帯を対象)の評価結果(令和元年7月)等に基づく具体的な周波数の再編を円滑かつ着実に実施するため、『周波数再編アクションプラン(平成30年11月改定版)』を見直し、『周波数再編アクションプラン(令和元年度改定版)(案)』」を作成。同案について2019年7月11日(木)から同年8月9日(金)まで意見を募集することを公表した。注目すべきは、現在、「MF(Medium Frequency)帯=中波帯(300kHz~3MHz)」に割り当てられているアマチュアバンド「1.8/1.9MHz帯」の拡大を匂わせる「令和元年度に検討を開始」との記述があることだ。

 

 

「今後取り組むべき課題」として「②アマチュア局が動作することを許される周波数帯(バンドプラン)のうちMF帯について、既存の業務用無線の動向等を踏まえ、バンドプラン等の見直しの可能性について、令和元年度に検討を開始する」との記載がある(赤枠はhamlife.jpで記載)

 

 

 

 日本では、アマチュア無線が利用できる周波数配分(バンドプラン)の中で、1.8/1.9MHz帯、3.5/3.8MHz帯(ローバンド)の周波数帯は歯抜け状態となっており、欧米諸外国や近隣諸外国のバンドプランに比べてバンド幅が狭い状況となっている。

 

 かねてよりこの状況を改善すべく、「一般社団法人 日本ローバンド拡大促進協会」などが改善に向け活動を行っているが、このほど総合通信基盤局電波部電波政策課が公表した「波数再編アクションプラン(令和元年度改定版)(案)」の中に、「今後取り組むべき課題」として「②アマチュア局が動作することを許される周波数帯(バンドプラン)のうちMF帯について、既存の業務用無線の動向等を踏まえ、バンドプラン等の見直しの可能性について、令和元年度に検討を開始する」との記載があったことから、「1.8/1.9MHz帯」のアマチュアバンド拡大に向け期待が高まっている。

 

 

「アマチュア無線に許可されるローバンドの周波数を広げたい」とする一般社団法人 日本ローバンド拡大促進協会のWebサイトには、近隣国の「160m バンド(1.8/1.9MHz帯)」に関する周波数割り当て状況が紹介されている(同協会Webサイトから)

 

 

 

 総務省では、今回公表した同案について寄せられた意見を踏まえ、「周波数再編アクションプラン(令和元年度改定版)」を速やかに公表し、各周波数区分の具体的な取り組みを確実に実行するとしている。

 

 

総務省が公表した「周波数再編アクションプラン(令和元年度改定版)(案)」(一部抜粋)

 

 

 

 意見提出期限は2019年7月11日(木)から同年8月9日(金)まで。郵送の場合は当日の消印有効。詳細は下記の関連リンクから確認してほしい。

 

 

 

 

●関連リンク:
・総務省 「周波数再編アクションプラン」の見直しに係る意見募集
・総務省 「周波数再編アクションプラン(令和元年度改定版)(案)」(PDF形式)
・パブコメ募集:「周波数再編アクションプラン」1.8/1.9MHz関連(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・一般社団法人 日本ローバンド拡大促進協会-アマチュア無線に許可されるローバンドの周波数を広げたい-
・中波(ウィキペディア)

 

 

 

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