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◆懐かしい無線機の数々
続いて、展示されていた懐かしい無線機をできるだけメーカー順で紹介していこう。
昭和40(1965)年に作られた、トリオ初のSSB送受信機「TX-388S」(送信機)と「JR-300S」(受信機)のライン。写真は受信機のJR-300S
トリオ初のHF帯5バンドトランシーバー、昭和41(1966)年の「TS-500」。「VFOが不安定で不評」とコメントが書かれている
昭和43(1968)年のHF帯トランシーバー、トリオ「TS-510」。「高安定のVFOで人気機種になりました」とコメント
昭和46(1971)年のHF帯トランシーバー、トリオ「TS-311」。LOADバリコンを廃し、出力計を「RF OUT」というランプにした入門用の10W専用モデル。運用時はPLATEとDRIVEツマミを回してランプが一番明るくなるように調整すればOKという「ネオロードチューニング」が人気を集めた
昭和47(1972)年のHF帯トランシーバー、トリオの「TS-801」。TS-311の流れを汲む機種でDC-DCコンバータ搭載でモービル運用も可能
昭和48(1973)年に発売された、トリオの最高級HF機「TS-900シリーズ」。Sタイプのファイナルは4X150を採用していた
昭和41(1966)年の50Mc帯AMポータブル機「TR-1000」(トリオ)。送信はクリスタル式で最大5chまで搭載可能、受信はVFOで52Mcまで
トリオの50Mc帯AM/FMの5W機「TR-5000」。送信VFO(VFO-10)は別売だった。昭和43(1983)年の発売、モービルでも愛用された
上:NEC(新日本電気)の50MHz帯AM/FMポータブル機「CQ-P6300」、下:トリオの50MHz帯AM/FM10W機「TR-5200」。どちらも昭和47(1972)年の発売
HF~50Mc機用の外付けVFO、トリオの「VFO-1」
八重洲無線のHF帯送信機「FL-50」と受信機「FR-50」の“50ライン”。昭和41(1966)年の製品で「他機と比べ安価で受信感度良く、VFOなど良かった」とコメント
昭和42(1967)年製造の八重洲無線のHF帯送信機「FLDX400」と受信機「FRDX400」。FLDX400はファイナルが6KD6で送信出力は200W。「お金持ちが愛用?」とコメント
八重洲無線のHF帯トランシーバー「FTDX100」は昭和42(1967)年製造。後のFT-101シリーズに通じるデザイン。ファイナルは6JS6×1、送信出力は50W
世界中で愛用された八重洲無線のHF機、FT-101シリーズ(写真は1975年発売の10W機、FT-101ES)
FT-101シリーズの最終モデル「FT-101ZD」とCW/RTTYデコーダの「YR-901」
八重洲無線のHF機などさまざまな無線機を机上に展示
上:井上電機製作所の50Mc帯AM/FMポータブル機「FDAM-3」は送信/受信の2VFOを搭載。FM受信はスロープ検波だった(1968年発売)、下はアイコムのPLL搭載144MHz帯SSB/CW/FM機「IC-221」
昭和50(1975)年発売、ユニデンのHF帯トランシーバー「MODEL2020」
昭和40(1965)年発売、スターのHF/50Mc帯受信機「SR-550」。同社は後年、八重洲無線に吸収された
昭和57(1982)年、日本無線(JRC)のHFトランシーバー「JST-100」
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