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【ハムフェア2022】<会場でhamlife.jpスタッフが見つけた> 外国人ハム、電鍵の改良試作品からデッドストック真空管まで

ハムフェアと言えば、メーカーが発表した新機種のデモンストレーションやカタログ収集、久しぶりに会う仲間とのアイボール、さらにジャンクの中からお宝を見つけ出すワクワク感など、楽しみ方はいっぱいだ。その一方で、広い会場を丹念に見て回ると興味深い出会いが多い。そこで、hamlife.jpスタッフが“気になったモノ&人&光景”のあれこれをピックアップしたので紹介しよう。

 

 

懐かしい顔や思わぬお宝に出会えるブース巡りは、ハムフェアの楽しみの1つと言えるだろう

 

 

※パソコンでご覧の場合、小さい画像はクリックすると拡大します。

 

 

 

 ハムフェア開催は3年ぶり。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、入場時の検温やアルコール消毒や来場者への連絡先記入の義務づけ、さまざまな感染対策の取り組みが行われた。また各ブースも独自の感染防止対策を取るところが多かった。

 

 

ハムフェア初日、東京ビッグサイト南展示棟への連絡通路が開放された午前8時過ぎの光景。ぞくぞくと一般の来場者や出展者が会場へ向かってくる

 

 

 

 

 

 

 各種電鍵の製造・販売を行う埼玉県の「SUR工房」(ブース番号:C-19)では、現行モデルの電顕を改良したサンプル品(試作品)を用意して展示。実際に手に取って現行モデルとの違いを体感することができた。

 

 接点の軸部分を改良して微妙な調整を可能にしたり、足の部分の間隔を狭めることで安定感を増すことに成功したり、さらに別の電鍵は、本体部分にサンドブラスト加工を施して落ち着いた高級感を増す仕様にするなど、細かな改良が各所に見られた。

 

 

白い台座(左)が現行モデル。赤い台座(右)が今回用意した試作した改良モデル

接点部分は今まで軸の太さが直径4mm、ピッチ幅0.7mmだったが(左)、軸の太さを直径5mm、ピッチ幅0.5mmに変更して(右)、微妙な調整がしやすくなった(丸印の部分)

台座の足の間隔も狭めることで安定感が驚くほど増している。赤い台座(左)が安定感が増した改良モデル

サンドブラスト加工が施している試作モデル(右)は机の映り込みが少ないことがわかるだろう

 

 

 海外から来たアマチュア無線家のみなさん。左からオーストラリア、アメリカ、ギリシャ(ドイツ)の3人。3人とも初めてのハムフェア参加だったという。アメリカ人の彼は「待ちに待ったハムフェアで、大好きアイコム製品がたくさん見られて嬉しい」とイベントを満喫している様子だった。

 

 

 

 

 

 

 ハムフェア会場の外で複数のHFアンテナを立てたレンタカーのトラックを2台発見。これは、メーカーの展示ブースにセッティングしている無線機器に接続している受信用アンテナを取り付けた車両だ。会場周辺にアンテナが設置できる場所が少ないため、毎回このような光景が見られる。

 

 

 

 

 

 

 アマチュア無線や電子工作が大好きなメンバーが集う「アマチュアキットクリエイターズ(AKC)」(ブース番号:C-49)では、8人のメンバーが1日目と2日目に4人ずつに分かれて、各自が用意した手作りの頒布品を販売した。

 

 

 

 

 

 

 それぞれ出品内容が異なるが、2日目の朝早くからブースには長蛇の列ができた。これは。メンバーの一人(7L4WVU)が用意したQRPトランシーバーやアナライザーを求める来場者の列で、開始30分でなくなってしまうほどの盛況ぶりだった。

 

 

 

 

 

 

 SEA NET(ブース番号:J-37)では、メンバーが持ってきたという小分けにしたジャガイモを来場者へ無料で配っていた。

 

 

 

 

 

 真空管ラジオ部品研究会T(ブース番号:C-57)には、今では入手困難なデッドストック真空管の数々が販売品として置かれていた。パッケージからしてビンテージ感が漂う、マニアにはたまらない逸品のお宝真空管だ。

 

 

 

 

 

 

 日本本土とはエンティティーが異なる南鳥島(JD1)からの運用を積極に行っている、気象庁ハムクラブ(JD1YAA)メンバーの菅野さん(JA1UWW)と、日本最南端の島である沖ノ鳥島からオンエアーした実績のある加藤さん(JG1RHN)。

 

 直近では「8N1AQ/JD1(南鳥島)」のコールサインをはじめ、多くの無線家が菅野さんの声を聞いたことがあるだろう。一方の加藤さんは、建設関係者の一人として、民間人が立ち入ることのできない沖ノ鳥島に上陸。オンエアーした経験があるということだ。

 

 

 

 

 

 6mAM ロールコールグループ(ブース番号:J-20)は、ハムフェア開催に合わせて「6mAMに関するパンフレット」を制作し無料で頒布してきたが、今回は印刷物としてのパンフレットは用意せず、インターネット経由でPDF版をダウンロードする方法を取ったと案内していた。http://www.6mam.com/

 

 

 

 

 

 JJ1YQF ラジオライフ無線クラブ(ブース番号:C-40)に、シンガーソングライターで無線女子として活動する渡辺あゆ香&花澤里都夢の2人が結成したモチゴメクラブ無線部(JS1YJC)が参戦!

 

 オリジナルグッズの販売やグッズ購入者限定でのサインなどを行い盛り上がっていた。また、「ハムフェア2022 アイボール記念」と題したポストカードを用意して、今まで無線でしかつながらなかった無線家とのリアルな交流を楽しんでいた。

 

 

 

 

 

 

 アイコムのIC-7300/IC-9700用ボイスメモリー+ヘッドセット接続アタブターを頒布していたのは、HAM-NET(ブース番号:C-02)。ハムフェア限定での委託販売だが、コンテストのときなど便利に使っているという製作者が、自らブースで使用感や説明していた。完全な手作りなので、ハムフェアなどのリアルイベントでしか頒布したいということだった。興味がある方は、「@Jq1Zap」のツイートアカウントで情報が入手できる。

 

 

 

 

 

 会場の一角で、スイッチ類や送風機など、会場で手に入れた戦利品の数々を並べてスマホで撮影している来場者を発見。聞くと、それぞれの品物の購入額を記録するためだと説明してくれた。

 

 

 

 

 

 HF&VHF帯用(1.9~150MHz)のアンテナアナライザー「MAA-200」と、HF帯用(3.5~30MHz)のアンテナアナライザー「MAA-150」などを頒布していたのはロングファイナルハムクラブ(ブース番号:C-32)。「MAA-200」は、スキャンしたアンテナ特性が中央のグラフィックLCDに表示される。

 

 

 

 

 

 世界大会も開かれる、アマチュア無線の電波による方向探査競技を紹介するARDF(Amateur Radio Direction Finding)では(ブース番号:J-48)、ハムフェア会場のどこかに発信機が置かれていて、専用の受信機で発信源を探し出す体験ができるコーナーを設けていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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