「太陽黒点情報 – 宇宙天気情報センター」の発表によると、12月25日の太陽黒点数=サンスポットナンバー(SSN)が「100」を記録。前日の24日には「86」まで下がったものの、11月に比べると12月は回復傾向が見られるようになった。それでも100台を行ったり来たりの状態なのだ。
グラフからもわかるように1年を通して太陽黒点数を振り返ると、前半は200台の日も多く、4月17日には“あわや300台突入!”かと期待された「296」を記録した。しかし、7月17日に「0」という、太陽黒点がまったく観測されない状態を皮切りに、後半の太陽黒点の活動も低迷する事態に陥った。
唯一、9月26日に「203」、9月28日に「200」と、200台となったが、イマイチ元気がない状態が続いている。
それでも11月に比べると、12月は100台を行ったり来たりするようになり、少なからず回復傾向が見られる状態となった。
「宇宙天気ニュース」によると12月20日には大規模なフレアが発生。7MHz帯など短波帯を中心に、QSO中に急激にコンディションが低下するという影響があった模様だ。
一方、「サンスポットナンバー」が太陽側のコンディション数値ならば、地球側の地磁気活動を表す「A-Index」や「K-Index」の数値を見ると、フレア現象も収まり、HF通信に適した静穏な状況が続いている。
活発な太陽活動が11年周期で訪れる、今の「サイクル24」も下降期に入ったと言われている。果たして来年のお空のコンディションはどうなるのか、気になるところだ。
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