2017年11月15日、アルゼンチン沖430kmの海域で「電気的な故障」の報告後に消息を絶ったアルゼンチン海軍の潜水艦「サンファン」(乗組員44名、1983年ドイツ製、全長66m)は依然として消息不明の状態にある。11月18日には周辺海域で複数回にわたり衛星電話の信号が探知されたが、その後の調査で同潜水艦からのものではなかったことが判明した。
サンファンの捜索にはアルゼンチンのほか、米国、英国、チリ、ブラジルなどの船舶や航空機も加わって南大西洋上で大規模に行われているが、おりからの強風と波浪で捜索は難航し、手掛かりを得られていない状況だ。
IARU第2地域のニュースエディタであるJoaquín Solana氏(XE1R)は、サンファンの捜索に関連している可能性が高い、マリンバンドの周波数リストを公表した。
<中短波~短波>
2,065.0kHz
2,182.0kHz
3,023.0kHz
3,860.6kHz
4,125.0kHz
4,143.6kHz
6,218.6kHz
8,528.0kHz
<VHF帯>
42.395MHz
43.040MHz
84.470MHz
<中波の非常通信周波数>
416kHz
437kHz
500kHz
(ARRLニュース 11月20日 ※許可を得て抄訳転載/(C)ARRL )
●関連リンク:Mysterious Signals Did Not Come from Missing Submarine; MF/HF Frequencies Listed(ARRL NEWS)
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