八重洲無線株式会社は2019年1月4日、C4FMデジタル対応の144/430MHz帯ハンディ機、FT2Dの新ファームウェアとして、メインファームウェアのVer.3.10、DSPファームウェアのVer.4.31をそれぞれリリースした。同社によると新機能の「ポータブルデジタルノード機能」に対応したという。なお1月4日19時現在、FT2D以外のポータブルデジタルノード対応予定機種(FTM-400XD、FTM-100D)については新ファームウェアは公開されていない。
八重洲無線のFT2Dの新ファームウェア公開は2018年8月3日以来。今回はメインファームウェアとDSPファームウェアがそれぞれバージョンアップされた。発表した新ファームウェアの内容は下記の通り。
★2019年1月4日に公開されたFT2Dの新ファームウェア:
・FT2D用 メインファームウェア Ver.3.10
・FT2D用 サブファームウェア Ver.2.01(※従来とバージョン名に変更なし)
・FT2D用DSPファームウェア Ver.4.31
おもな変更点:WIRES-X ポータブルデジタルノード機能を追加しました。この機能を使ってWIRES-Xデジタルノード局の運用が可能になります。
なお「WIRES-X ポータブルデジタルノード機能」を使用する場合、パソコンとFT2Dを接続するために別売のケーブル「SCU-19」が必要になる(本体に付属のUSBケーブルはGPS位置データの入出力に対応していない)。このSCU-19を使用する場合はパソコンにドライバーソフトをインストールする必要がある。またパソコン側には新しく公開されたWIRES-XソフトウェアのVer.1.500をインストールしなくてはならない。
FT2Dファームウェアの更新には、FT2D付属のUSBケーブルを使用する。無線機とパソコンを接続する前に、アップデートマニュアルを読み、パソコンに必要なソフトウェアとドライバーをインストールする必要がある。アップデート作業を行う際は事前にマニュアル等で手順を確認のこと。ダウンロードは下記関連リンクより。
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●関連リンク:
・FT2D 各種ファイルのダウンロード(八重洲無線)
・取扱説明書(WIRES-Xポータブルデジタルノード機能)PDFダウンロード(八重洲無線)
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