エジプトのシャルムエルシェイクで2019年10月28日から11月22日まで開催されていた「WRC19(2019年世界無線通信会議)」の全体会合は11月21日、第1地域(アフリカ、ヨーロッパ、中東、北アジア=下記マップの黄色部分)のアマチュア業務に50MHz帯を分配することを承認した。
現在も第1地域に属するヨーロッパやアフリカ、中東の複数国で50MHz帯のアマチュア無線運用が条件付きで行われており、毎年6月下旬の夏至の前後などに弱いながら日本とのパスが開くことがある。
JARL Webは「今後、WRC19の結果が発効すれば、第1地域の44か国で50MHz帯の少なくとも500kHzが一次分配され、うち26か国では50~54MHzが一次分配され、ロシア連邦を除く第1地域全体で50~52MHzが2次分配されます。ロシア連邦は50.080~50.280MHzが2次分配となります」と説明している。分配時期(運用解禁時期)については各国が個別に決定することになる。
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<第一地域への6mバンド分配に前向きな考えを表明>総務省、「2019年世界無線通信会議(WRC-19)に向けた我が国の考え方(案)」への意見募集を開始
●関連リンク:
・WRC-19 Okays Agreement on 6-Meter Band in ITU Region 1(ARRL NEWS)
・World Radiocommunication Conference 2019 (WRC-19), Sharm el-Sheikh, Egypt, 28 October to 22 November 2019(ITU)
・WRC19が第1地域のアマチュア業務への50MHz帯分配を承認(JARL Web)
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