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<QSLビューローに届くカードが100~120万枚に激増>【重要】QSLカード転送遅延の解消のため「発行枚数見直し」にご協力をお願い申し上げます…とJARLが異例の呼びかけ

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は、会員向けの「QSLカード(交信証)転送サービス」において、コロナ禍の影響でお家時間が増えたことや、FT8などのデジタル通信の急速な普及の影響で、島根県出雲市のQSLビューローに送られてくるカードの枚数が激増し転送されるまでに1年近くかかる状況となっていることから、森田JARL会長や安孫子QSL問題対策委員長がQSLビューローを訪問することがJARL理事会の「第69回理事会報告」で明らかになった(2023年10月9日記事)。さらに2023年11月7日、この件で会員に広く協力を求めるため『【重要】QSLカード転送遅延の解消のため「発行枚数見直し」にご協力をお願い申し上げます』という異例の呼びかけをJARL Webに掲載した。

 

 

2023年11月7日、JARL Webに『QSLカード転送遅延の解消のため「発行枚数見直し」にご協力をお願い申し上げます』という告知が掲載された

 

 

 JARL会員サービスの一環として、大きなウェイトを占めているのが「QSLカード転送サービス」だ。国内はもとより海外局(DX局)との交信でも交換する、いわゆる“紙のQSLカード”は、QSLビューローを介して交換するケースがほとんどで、この転送サービスの利用を目当てに入会するアマチュア無線家も多い。

 

 JARLでは「青少年お試し入会キャンペーン(22歳未満の方は、入会金・会費が1年間無料)」など、さまざまな入会促進の企画を設けているが、実際に交信してQSLカードを発行しても、相手局からのQSLカードが手元に転送されてくるまでに1年近くかかっている現状で(=お試し入会の適用期間中に、QSLカードがほとんど転送されてこない)失望や不満の声が上がっている。

 

 今回、JARL Webに掲載された『QSLカード転送遅延の解消のため「発行枚数見直し」にご協力を…』には、「コロナ禍前には70~80万枚だったものが100~120万枚と、QSLビューローに送られてくるQSLカードの枚数が激増しておりました」「日々大量のQSLカードが到着し思った以上に転送処理に時間がかかっており大変ご不便をおかけしております」と、島根県出雲市のQSLビューローに送られてくるQSLカードの枚数が激増していることが原因だと説明している。

 

 

島根県出雲市のJARL QSLビューローの転送作業風景(JARL Webより)

 

 そのため会員に「カードの発行時期を少し遅らせて頂くなどして、1枚のカードに複数のQSOを連記する」「デジタルモード(FT8など)で電子QSL(eQSL、hQSL等)を発行した際は、紙のQSLカードの発行を控える」「過去に同一バンド・モードですでに交信しておりQSLカードの交換がされている場合は、QSLカードの発行を見合わせる」「コンテスト参加後のQSLカードの発行は、必要な局へのみ発行する」という、4つの具体例を紹介して発行枚数見直しを呼びかけている。

 

 JARLが告知した『QSLカード転送遅延の解消のため「発行枚数見直し」にご協力をお願い申し上げます』は以下のとおり。

 

 


 

QSLカード転送遅延の解消のため「発行枚数見直し」にご協力をお願い申し上げます。

 

 新しいモードの普及やコロナ禍における在宅時間の増加に伴いアマチュア無線を楽しむ機会が増えることによって、コロナ禍前には70~80万枚だったものが100~120万枚と、QSLビューローに送られてくるQSLカードの枚数が激増しておりました。

 

 QSLビューローでは、1日も早く会員の皆様に大切なQSLカードが届くよう迅速な業務処理を行っておりますが、日々大量のQSLカードが到着し思った以上に転送処理に時間がかかっており大変ご不便をおかけしております。

 

 特に、新しく入会された方においては、楽しみにされているQSLカードが届くまでに時間がかかり、誠に申し訳なく思っている次第です。

 

 理事会としましても、「QSL問題対策委員会」を設置して現状を改善するための検討を始めるとともに、QSLビューロー委託会社との連携を密にし、事態の改善に着手しているところです。

 

 つきましては、会員の皆様におかれましても、QSLカードの遅延状況を改善するため「発行枚数見直し」にご協力をお願いいたします。

 

■具体例
・カードの発行時期を少し遅らせて頂くなどして、1枚のカードに複数のQSOを連記する。
・デジタルモード(FT8など)で電子QSL(eQSL、hQSL等)を発行した際は、紙のQSLカードの発行を控える。
・過去に同一バンド・モードですでに交信しておりQSLカードの交換がされている場合は、QSLカードの発行を見合わせる。
・コンテスト参加後のQSLカードの発行は、必要な局へのみ発行する。

 ご不便とご迷惑をおかけしますが、事情をご理解頂きご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

■参考
 1枚のカードに複数の交信データを記載するための方法については、次のサイトが参考になります。

 

自局が異なる移動の場合の5QSO定義ファイル ハムログ
(田中理事ブログ)

 

 

 また、CTESTWIN(コンテストの時に使うアプリケーション)には、データをハムログにコンバートする際、過去において同一バンド・モードで交信されている場合は、N-QSLにする機能が備わっています。

 

 詳しくは、下記のCTESTWINのホームページを参照してください。
 http://e.gmobb.jp/ctestwin/Download.html

 

 

JARL理事会(第69回理事会決議)

 


 

 なお、厚生労働省の「ハローワークインターネットサービス」で検索すると、2023年9月26日から、島根県出雲市(QSLビューローと同住所)の企業が「カード類の分類・仕分け・発送業務」を仕事内容(「アルファベットが判読できること」が条件)とするパート求人を出していることが確認できた。採用予定人数は3人で、応募者には「アルファベットを書く筆記試験(大文字と小文字のみ) 」が課せられるという。

 

 

厚生労働省の「ハローワークインターネットサービス」で検索したところ、QSLビューローと思われる求人が掲載されていた

 

 

↓この記事もチェック!

 

<謎のアルファベットを独自考察>ビューローから転送されてくる「QSLカード」の封筒にある “記号” の意味は?

 

<正員数は4,043名減るも、全体の会員数は2年連続で増加>JARLの令和3年度末「年齢層別会員構成」「QSLカード転送処理枚数」などが判明

 

<正員は前年より295名増えるも、全体の会員数は158名減少>JARLの令和4年度末「年齢層別会員構成」「QSLカード転送処理枚数」などが判明

 

 

 

●関連リンク:
・QSLカード転送遅延の解消のため「発行枚数見直し」にご協力をお願い申し上げます(JARL Web)
・QSLカードの転送「その仕組みと、ご利用にあたってのお願い(JARL Web)
・JARL Web「転送作業の様子をリポート!QSLビューロー(島根県)訪問(JARL NEWS 2019年秋号特集ダイジェスト)」PDF
・求人情報(ハローワークインターネットサービス)

 

 

 

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