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<販売会社による再検討の請願を却下>FCC(米国連邦通信委員会)、危険なドローン送信機を販売した会社に286万ドル(約3億円)の罰金

米国連邦通信委員会(FCC)は2021年6月17日、規格に適合しない無線機器(ドローン用TV送信機)の販売と業務調査においてFCCの命令に対応しなかったHobbyKing社へ課した286万1,128ドル(日本円で約3億1630万円)の罰金について、同社が提出した再検討の請願を却下した。この罰金はARRL(米国のアマチュア無線連盟)が2017年1月に「HobbyKing社の機器は複数のレベルで露骨に違法である」としてFCCに提出した訴状によって調査が開始されたことによるものだ。

 

 

 

 ARRLラボによると、これらのドローン用TV送信機器の動作周波数はディップスイッチによって、国際的な航空航法用やGPS、GLONASS L1、ATCモード「S」で使用が割り当てられている周波数、航空交通管制の航空路監視用トランスポンダの質問周波数と応答周波数の両方などを選択できることが実証されたという。ARRL電磁適合性委員会のCarlson委員長(W9XA)は 「これらのドローンTV送信機器からの送信は、重要なナビゲーションやATCレーダーシステムに有害な干渉を引き起こし、飛行の安全性に現実的で危険な脅威をもたらしただろう」と述べている。

 

 またARRLは、この送信機はチャンネル構成からして正当なアマチュア無線用途ではないこと、販売先はアマチュア無線家ではなくドローン愛好家に向けられていたことを指摘。「ARRLラボのテストでは利用可能な7つのチャンネルのうち、わずか1つだけが1.2GHzのアマチュア帯域内にあることが証明された」とCarlson委員長は述べ、「これはARRL会員の利益を保護するために積極的に行動しているだけでなく、重要なサービスや一般市民の安全と安全を保護するために行動するARRLの例である」としている。

 

 HobbyKing社は、このドローン送信機を米国の顧客へ販売していることを否定していたが、ARRLの2017年1月の訴状で指摘されたように、ARRLラボのEd Hare氏(W1RFI)は、HobbyKing社から2台のドローン送信機をラボでのテスト用に米国の住所に発送してもらうことができたという。

 

 Hare氏とARRLラボのスタッフがこの送信機のテストを行った。ARRLは「FCCは模型飛行機の遠隔操作に使用されるアマチュア無線機器の送信出力を1W(1,000mW)に制限しているが、FCCの調査対象になった3台の送信機は、1,500mWと2,000mWという高出力で動作していた」と述べている。(ARRLニュース6月30日 ※許可を受けて抄訳/(C)ARRL)

 

<hamlife.jp補足>米国の1.2GHz帯アマチュアバンドは1240~1300MHzが割り当てになっている。

 

 

 

●関連リンク:
・FCC Reaffirms Nearly $3 Million Fine for Marketing Unauthorized Drone Transmitters(ARRL NEWS)
・US Amateur Radio Bands(ARRL)

 

 

 

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