先週のアクセスランキング1位は、2018年10月11日付けのARRL NEWSが報じた軍事用の「OTHレーダー」が妨害源と思われる、HF帯のアマチュアバンドで発生しているウッドペッカーに関するニュース。国際アマチュア無線連合の監視チーム(IARUMS)が、ロシア連邦のさまざまな情報源からヨーロッパ地域の40mバンドを中心に、OTHレーダーが夕方からアマチュア無線バンドに対し、非常に活発に妨害を与えていると指摘。ロシア極東のウラジオストク北東から電波が発射されているものと推測している。日本国内でも国内でも3.5MHz帯や7MHz帯などで頻繁に出没。多くのハムを悩ませている。なお、記事内に「この記事もチェック!」として、過去紹介した旧ソ連時代「ウッドペッカー」送信所跡などのリンク先を掲載した。
続く2位は、「国際宇宙ステーション(ISS)の乗組員、宇宙から『NA1SS』のコールサインで地上のアマチュア無線家に気さくな交信を呼びかけ」。「こんにちは、こちらは国際宇宙ステーションです。どなたか応答ありませんか」。フライトエンジニアとして国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の乗務員、医学博士で「KG5TMT」のコールサインを持つセリーナ・オナン・チャンセラー宇宙飛行士(Serena Aunon-Chancellor)が、地球を周回するISSからアマチュア無線局のコールサイン「NA1SS」で、地上のアマチュア無線家に気さくな交信を呼びかけている。国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)のWebサイトには「宇宙ステーション(ISS)「きぼう」を見よう」というコーナーがあり、ISSが日本上空を通過する日時や軌道が公開されている。
3位と4位は、電波法違反関連の記事だった。3位は、九州総合通信局が無線局に係る登録点検の実施において、あらかじめ定めた業務実施方法書によらず点検業務を行い、点検の測定データを偽って点検結果を通知した登録検査等事業者に対し、登録点検業務に係る24日間の業務停止、および業務の改善を命じたというニュース。行政処分された事業者が実名公表され関心が集まった。4位は、近畿総合通信局が大阪府堺市内の路上において、大阪府堺警察署、北堺警察署、高石警察署と共同でトラックなどの車両に開設した不法無線局(アマチュア無線)の取り締まりを実施し、自己の運転する車両に不法無線局を設置していた運転手2名(2局)を電波法違反容疑で摘発したというニュースがそれぞれランクインした。
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1)ロシア「OTHレーダー」が妨害源!? アマチュア無線バンド、非常に活発なウッドペッカー信号に悩まされる
2)国際宇宙ステーション(ISS)の乗組員、宇宙から「NA1SS」のコールサインで地上のアマチュア無線家に気さくな交信を呼びかけ
3)<実名公表!24日間の業務停止、業務改善命令>九州総合通信局、点検の測定データを偽って点検結果を通知した登録検査等事業者に対し行政処分
4)<大阪府堺、北堺、高石の3警察署と共同で取り締まり>近畿総合通信局、免許を受けずにアマチュア局を開設していた2名を摘発
5)<10月分のスケジュール判明>JVCケンウッド、新製品「TS-890」の特別試聴商談会を全国で開催
6)<1アマの増加率が“急ブレーキ”>総務省、「資格別 無線従事者免許取得者数の推移」を公表
7)国際宇宙ステーション(ISS)、アマチュア無線の送信機を搭載した日本の超小型衛星を放出
8)<毎月1,000局以上、6か月連続で減り続ける>総務省が2018年8月末のアマチュア局数を公表、前月より1,376局少ない42万1,128局
9)<Android用アプリ「RS-MS3A」も同時更新>アイコム、D-STAR機のコントロールソフトウェア「RS-MS3W」の新バージョンを公開!!
10)<運転する車両で不法無線局を運用>九州総合通信局、免許を受けずにアマチュア局を開設した4アマに対し27日間の無線従事者の従事停止処分
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