先週のアクセスランキング1位は、北海道網走郡美幌町在住で3・4アマ資格を有しアマチュア局を開設している無線従事者の男性（69歳）が、許可なく500W出力のリニアアンプを接続した無線設備を用いて、3.5MHz帯で目的外通信となる「音楽放送」を送信していたことが北海道総合通信局への申告を端緒に電波監視で判明。3か月間の運用停止と従事停止の行政処分を受けたという2月14日のニュースだった。3.5MHz帯で夜な夜な流れる音楽放送を受信した経験があるハムが多いためか関心が非常に高く、ニュースが掲載された直後から怒濤のようなアクセスが巻き起こった。SNS上では「ようやく捕まったのか」「北海道だったとは」といった感想のほか、「処分が軽すぎないか」「刑事罰はどうなっている?」「無許可で音楽を流したのならJASRACも動くべきだ」といった指摘も見られた。
北海道総合通信局の発表内容より
続く2位も、1位と同じく2月14日に報じたもので、関東総合通信局が国土交通省羽田空港事務所から“羽田空港で使用している航空保安無線施設である「超短波全方向式無線標識（VOR）」と、「距離測定装置（DME）」への電波障害が発生している”との申告を受け、現地で調査を実施した結果、空港付近の建築現場で使用しているクレーンに設置されたワイヤレスカメラが原因であることを突き止め、妨害源を排除したことを発表したというニュース。航空機の安全な着陸を阻害する“重要無線通信への妨害事案”となることから、迅速な調査を実施し短期間で妨害源を突き止めたもの。同局は「クレーンに設置されたワイヤレスカメラは、電波法の技術基準に適合していない設備であったため、使用者に対し、直ちに撤去するよう指導し、重要無線通信への妨害源を排除しました」と公表している。
関東総合通信局の発表内容より
そして3位は「＜JARL元会長、稲毛 章氏（JA5MG）の収集品を放出＞第1弾！ ヤフオクに「JARL NEWS」1952年から1985年までの34年分を出品」という2月12日のニュース。2011（平成23）年11月1日から2014（平成26）年まで同連盟の会長（一般社団法人としての初代会長）を務めた稲毛氏のアマチュア無線関係のコレクションの一部を整理することになり、代理人がヤフオクに1952（昭和27）年から1985（昭和60）年まで34年分の「JARL NEWS」をまとめて出品した。手書きのガリ版刷りのものやタブロイド判の新聞仕様のものなども含まれ、入札状況と落札価格に注目が集まったが、2月16日（土）20時21分にオークションが終了し、23件の入札があり4,220円で落札されたことがわかった。
元JARL会長、稲毛氏（JA5MG）が収集品した、1952（昭和27）年から1985（昭和60）年まで34年分の「JARL NEWS」がヤフオクに出品（ヤフオクの画面から）
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1）＜500ワットの設備を用い音楽放送をアマチュア無線で送信＞北海道総合通信局、3.5MHz帯で目的外通信を行った3アマと4アマの資格を有する無線従事者に3か月の行政処分
2）＜羽田空港、航空保安無線施設（VOR/DME）に電波障害＞関東総合通信局、空港付近のクレーンに設置されていたワイヤレスカメラが妨害源と特定し排除
3）＜JARL元会長、稲毛 章氏（JA5MG）の収集品を放出＞第1弾！ ヤフオクに「JARL NEWS」1952年から1985年までの34年分を出品
4）＜10/50/100Wタイプはいずれも448,000円（税別）＞八重洲無線、新製品「FTDX101シリーズ」の標準価格と発売時期を告知
5）＜品位改善、異常動作の解消など6項目＞アイコム、新製品IC-9700の新ファームウェア「Version 1.02」を公開!!
6）＜趣味を楽しむ傍ら社会貢献に励む＞福井新聞、「高浜アマチュア無線倶楽部（JA9YYA）」の活動を紹介
7）＜特集は「今どきハムのPC活用」＞CQ出版社が月刊誌「CQ ham radio」2019年3月号を刊行
8）＜仕様変更で、ほぼリアルタイムにデータ更新へ＞無線局等情報検索（2月11日時点）、アマチュア局は1週間で333局減少し「414,937局」
9）＜モールス（CW）通信の上達に役立つ＞日本のハムが開発したフリーソフト「Lerning Morse」「CW MANIA」に注目！
10）＜特別企画は「JVCケンウッド歴代コンパクト機回想」「今から間に合う160mアンテナ」の2本＞CQ出版社が「別冊CQ ham radio QEX Japan No.30」を刊行
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