先週の記事ランキング1位は、2019年8月20日にアイコム株式会社が同社Facebookページで今年の「ハムフェア2019」会場で発表する新製品とみられる画像の一部を公開したニュース。公開された情報は、「Be Active!」というキャッチフレーズとハムフェアの開催日程などが書かれたテキストとともに、両端には無線機のフロントパネルの一部と思われる線画が確認できる。左右が入れ替わっているようだが、パネル上の一部の表示は読み取ることができる。hamlife.jpスタッフは「SSB/CWやD-STARにも対応したHF~UHF帯ポータブル機」か、チューナー内蔵で本格QRP運用からHF歩行運用まで実現した10W機“IC-703”のような「移動運用を前提にした機動性に優れたオールモード機(IC-7100の後継機的な位置付け?)」のいずれかと推測。もしバッテリーを本体に内蔵可能な肩掛け式のポータブル機だとすると、アイコムではIC-505以来、実に37年ぶりの登場となる。
2位は、「【訃報】元JARL副会長 JA1AA 庄野久男氏 100歳」。戦後、任意団体だった時代の日本アマチュア無線連盟(JARL)の役員や、1959(昭和34)年の社団法人認可直後にJARLの副会長を2期務めたJA1AA 庄野久男氏が、2019年8月19日に100歳で逝去された。庄野氏は1918(大正7)年生まれ。1938(昭和13)年にアマチュア無線の免許を取得し、戦前は「J2IB」のコールサインで活動。戦後は1952(昭和27)年にアマチュア無線が再び許可された際に、関東エリアの再開後第1号を意味する「JA1AA」のコールサインが電波監理委員会(当時)から交付。DXからQRPまで多岐にわたり活躍した、我が国におけるアマチュア無線界のパイオニアの一人だ。JARLは8月21日夕方、庄野氏の訃報を同連盟のWebサイト「NEWS TOPICS INFORMATION」で伝えている。
続く3位は、アルインコ株式会社が同社初となる142/146MHz帯デジタル小電力コミュニティ無線用ハンディトランシーバー「DJ-PV1D」を、2019年10月下旬の発売予定で現在開発中であることを関係者に告知したという記事。すでに発売されている他社製のデジタルコミュニティ無線機とも通話可能な音声符号化方式「TOKUDER」を採用している。希望小売価格は29,800円(税別)を予定。デジタル小電力コミュニティ無線は、2018年11月にアイコムが発売を開始した「IC-DRC1」に続いて2機種目となる。バーグラフ式の大きなSメーターや周波数表示、位置サーチの応答制限、音声にならない弱い信号も受信させる音声受信レベル設定などのマニアックな機能も搭載している。なお、実際に発売する製品は今回掲載した写真とスピーカーグリルの形状がわずかに変わる見込みだ。
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1)【ハムフェア2019】<37年ぶりのポータブル機か、それともIC-703後継機??>アイコム、「ハムフェア2019」会場で“新製品サプライズ発表”か?
2)【訃報】元JARL副会長 JA1AA 庄野久男氏 100歳
3)<発売開始は2019年10月下旬を予定>アルインコ、GPS内蔵のVHF帯デジタル特小トランシーバー「DJ-PV1D」の開発を発表
4)【ハムフェア2019】<“BCL少年のバイブル本”が懐かしい表紙で帰ってくる!!>電波新聞社が「令和版 BCLマニュアル」を9月6日に刊行、ハムフェア会場で先行販売
5)【ハムフェア2019】<CW INVADERSから高感度アンテナアナライザーまで>アマチュアキットクリエイターズ(AKC)、メンバー7人のオリジナルキット&完成品を数量限定で頒布
6)<スマートフォンに対応、データはクラウドに保存>ブラウザで動作するアマチュア無線/ライセンスフリー無線のログツール「AirHamLog」登場!!
7)<ユーザーは早くも500名を突破>「AirHamlog」にQSLカード関連の新機能追加、特製ステッカーが全員にプレゼントされるキャンペーンも実施!!
8)【ハムフェア2019】<会場内で特別価格の先行販売>CQ出版社、1994年刊行の豪華写真集「アンテナのある風景」をDVD版として復刻!!
9)<総務省の最新データベース>無線局等情報検索(8月19日時点)、アマチュア局は約2週間で594局(46局/日)減少し「407,478局」
10)<免許を受けずに船舶局を開設>関東総合通信局、無線従事者(第二級海上特殊無線技士、第三級海上特殊無線技士、第四級アマチュア無線技士)に対し行政処分
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